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●岐阜産枝豆が育つまで。 |
岐阜産の枝豆には、大きく分けて二通りの枝豆があります。
早生品種(早い時期に収穫するもの)・晩生品種(遅い時期に収穫するもの)はもちろんですが、ハウス栽培と露地栽培です。
ハウス栽培の枝豆はハウス内で育てているので、直射日光の影響を受けにくく、さやが柔らかいのが特徴です。
【栽培ビニールハウス】
さらに、外部の影響も受けにくいので害虫も付きにくいです。
ハウス栽培が終わると、露地栽培が始まります。
【土作り】
枝豆の生育適温は25~28度で、気温が高くなればなるほど、直播き(じかまき)のほうが元気に育ちます。
【栽培風景】
最もおいしい時期は8月のお盆あたりで、一番暑くて収穫が大変な時になります。
虫も正直なもので、この時期の枝豆は害虫被害も多いので、防虫ネットを使用することもあります。
【防虫ネット】
枝豆収穫後は鮮度落ちが激しいので、専用冷蔵庫にて保管します。
【専用冷蔵庫】
その後素早く選別し、当日出荷を目指します。
【選別作業】
●岐阜で育てる枝豆の品種。 |
岐阜県産の枝豆は、全国で一番に出荷が始まります。
岐阜産の枝豆は、ゴールデンウイークを目標に出荷できるように調整し、5月から11月までの間出荷されています。
近年では地産地消ブームもあり、岐阜県内でも多く見かけるようになりましたが、岐阜産の枝豆は京阪神地方を中心に出荷されていました。
その他、関東方面にも需要が多く、幅広い客層に人気のある枝豆です。
岐阜産枝豆は約15種類近くあり、【ハウス栽培・トンネル栽培・露地栽培】用と、期間ごとに分かれています。
●ハウス栽培…サギミドリ、サッポロミドリ、サヤムスメ、美濃錦、試交21号、湯あがり娘
●トンネル栽培…みのあじ、美濃錦、サヤムスメ、試交21号、S201
●露地栽培…エゾミドリ、錦秋、群つる、黒豆、湯上がり娘
近年では丹波黒や、だだちゃ豆を試験的に育てている農家さんもいます。
國井農園でも毎年、特大の丹波黒枝豆を育てています。
【丹波黒枝豆】
●岐阜県の枝豆作付け情報。 |
岐阜県で栽培されている枝豆は、作付け面積約180ヘクタール。
全国で9番目(H.21)に出荷量があると言われています。
近年では高齢化で引退する農家さんもいますが、平均すると毎年1000トン前後が全国へと出荷されています。
ここ岐阜県は、東西に清流長良川が流れ、伊自良川、木曽川などきれいな川が分岐した水の都です。
長良川といえば、全国的にも鵜飼で有名な川で、そこでとれた鮎は日本一おいしいとも言われています。(馬瀬の鮎は日本一になりました)
美味しい枝豆が育つ理由にはきれいな水も欠かせませんが、周辺の環境にも影響します。
あまり都会すぎてもいけませんし、周りが工場だらけでもいけません。
枝豆の産地である、【島、則武、合渡、鷺山地区】ではこのような環境がそろっているので、昔から変わらずおいしい枝豆が育つのです。